2023/11/08 10:06

ゆるゆる茶RIKI・冬のブレンド紹介です♪


ベースの茶葉「三年番茶」
気を巡らす「みかんの果皮」
体を温める「よもぎ」
アクセントに「和山椒」
草餅の懐かしい香りと、和山椒のほのかなスパイスをお楽しみください♥

4種の材料の特長をそれぞれご紹介します(/・ω・)/

🍵三年番茶
こちらは以前のブレンドでも使用している材料です(*'▽')

「煎茶」や「玉露」は、毎年5月頃に収穫される一番茶ですが、
「番茶」はそれ以降に摘まれる二番茶以後の葉を使用して作られるお茶です。

「番茶」は一番茶に比べて成長していますので、葉や茎が固くしっかりした形になります。
また、太陽を浴びることにより、渋みのもととなるカテキンが多く生成されます。
さっぱりした味で、食事と相性Good(/・ω・)/

ゆるゆる茶に使用している「三年番茶」は、
一年以上育成した葉と茎を晩夏から冬にかけて収穫後、乾燥させ三年間熟成させ、その後じっくり焙煎をしたものです('ω')
長期の熟成期間を経ることで、カフェインやタンニンといった刺激成分が抜け、まろやかな風味になると言われます。

ゆるゆる茶は、この三年番茶をベースにブレンドを構成しました。
香ばしく、懐かしいようなホッとできる味です。

この、茶葉を焙煎したときに生まれる「香ばしい」香りには「ピラジン類」という香気成分が含まれます。
ピラジン類は、コーヒーやポップコーン、パンやビスケットの焼ける香りなどに含まれる成分です♪
この成分には、脳をリラックスさせる働きや、血流を良くする働きがあると言われているんです( *´艸`)



🍵みかんの果皮
みかんの果実にはビタミンC・クエン酸などが豊富に含まれますが、
乾燥させた皮は、生薬「陳皮(ちんぴ)」として昔から重宝されてきました🍊
陳皮は、七味唐辛子などにも使われており、実は身近な存在と言えます✨
柑橘特有のさわやかな香気成分「リモネン」には、リラックス効果や、
気の巡りをよくして胃の働きを活発にする作用があるとも言われています🍋
お腹のはりや食欲不振、吐き気、つわりなどにおすすめ。

🍵よもぎ
よもぎの葉は、お餅などお菓子の材料に使われます。
また、葉の裏にあるフワフワを集めると、お灸の材料「もぐさ」にもなります。

よもぎに含まれる精油成分で、ヨモギ独特の香りのもとである「シネオール」や「α‐ツヨン」は、
体を温める、胃腸を丈夫にする、冷え性、腰痛、生理痛、喘息、気管支炎…などに作用します。

食べ物だけではなく、「よもぎ湯」としてお風呂に入れたりもしますよね。

中薬学でヨモギは、「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、特に下腹部に作用するため、
冷えが原因の婦人科系トラブルや、出血などに使われます。月経痛にもおすすめです。
経絡を温め、止血作用があるため、不正出血や月経過多にも良いですね(*'▽')


🍵和山椒
山椒(さんしょう)は、ミカン科の植物で、「椒」の字には"芳しい"の意味があります。
果皮で種子をできるだけ除いたものを生薬・山椒としています。
山椒はその香りで気を巡らせ、特に胃の気の流れを整えてくれます。消化不良などに♪
さらに体を温める性質を持ち、特にお腹を温めてくれるので、冷えによる腹痛などにもおすすめ。
うなぎに山椒を添えるのは、 実の良い香りで魚臭さを消して、こってりとした脂をさっぱりと食べるのにぴったりだからなんですね(^^)/
山椒に含まれる成分の「サンショオール」や「サンショウアミド」は大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるとされます。
胃腸の働きの弱くなった消化不良や、みぞおちのつかえ、お腹の冷え、ガスの停滞に伴う腹痛に効果があるといわれます。